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案件概要
①譲渡企業(E社)は中部にある制御盤等のメーカー。 社長は60歳を超えており、事業承継が大きな課題であった。 子息は東証一部上場企業に勤務しており、話し合いの結果、「経営者」という24時間体制の仕事は「サラリーマン」とはライフスタイルが大きく異なることと連帯保証や担保などの負担も背負わなければならないことを考慮し、会社を継がないという結論になったため、社長はM&Aにより会社を譲渡することを決意した。 ②譲受企業(K社)は、東証一部上場の電気機器商社で幅広い販売チャネルの開拓・推進に努めている。 E社は同じ地元企業であり、全役員が工場見学を実施して検討した結果、E社の技術やサービスを内製化してK社のエンジニア部門を強化することで、より多くの顧客の要望に応えることができると判断した。 ③E社は売却先として数社リストアップしていたが、同じ地元の名門であるK社に対して安心感があり、また事業シナジーも期待できることから譲渡を決心した。 社長は、3年という期限付きではあるが、引き続き社長として人材育成などに力を入れ業容も好調である。 当時会社概要
by lrmogawa
| 2008-09-01 00:00
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